女性を中心に非常に多い膝の過伸展。
一般の方ですと身体の柔軟性があればあるほど良いと思われている方もいるかもしれませんが、過度な柔軟性(弛緩性)は身体の不調に繋がってくる可能性があります。
「身体が硬いから怪我をする、不調がある」「柔らかいから怪我をしない、不調がない」とはならないのが現実です。
ヨガ、ピラティスのインストラクターさんなども一見スタイルが良く柔軟性が高い人も多いので腰痛、膝痛、肩こりなどなく健康に見えるかもしれませんが、実際はこのような方でも不調を抱えている人は非常に多いです。
〇過度な弛緩性
まず膝の過伸展に代表する過度な可動域を有しているのは圧倒的に女性が多いです。
これは出産や月経周期による関節弛緩性の高さや変動などが大きく関係しています。
〇実際膝の過伸展の方はどのように見える?
実際に膝の過伸展の方を見るとこのような形になっています。
左が過伸展(反張膝)、右が正常な膝関節の方です。
こうして比べてみると2人の関節の状態があきらかに違うことは分かるかと思います。
左の方は膝関節より股関節がかなり前にあり、反対に膝関節が曲がるような状態になっており、ふくらはぎ(下腿)と太もも(大腿)の位置関係が前後しています。右の方は股関節、膝関節、足関節がほぼ一直線上に来ており、下腿、大腿の位置関係も前後にずれていません。
明らかに左の方の足の方が膝の後ろの組織にもたれ掛かって立っているような状態なのがわかるかと思います。このような膝関節になると前腿がたるんできたり、ふくらはぎが張りやすくなったり、歩行中に膝が抜けるような感覚が出てくる方もいらっしゃいます。また歩行時も地面を押せているような感覚が薄く「疲れやすい」「膝が痛くなる」ことなども考えられます。
ですのでこのような方は後方の組織にもたれ掛かるような状態にならないように筋肉の使い方を覚える必要があります。
そのために特に大切なのが下腹部(腹横筋、内腹斜筋)とハムストリングスです。
これらの筋肉が適切に働いてくれることで膝を伸ばそうと思っても過伸展までいかないでコントロールすることが可能になってきます。
〇歩行
過伸展の方が歩行をすると接地時に上の画像のように膝が伸びたまま接地する状態になりやすいですが、いくつかエクササイズを行ってコントロールができるようになると右の画像のように適度に膝が曲がって地面を押せているような接地に変わってきます。
美的にみると上の歩行の方が綺麗に見える方もいるかもしれませんが、見た目的に綺麗に見える歩行が必ずしも良い歩行、機能的な歩行とは限りません。
本人の感覚的にも立っている感覚や歩いている感覚が変わってくるのがわかりますので今まで突っ張って立っていたことを自覚できる場合が多いです。
ぜひこのような過伸展でお悩みの方なども体験から一度お越し頂ければと思います!
女性に多い膝の過伸展(反張膝)

