ブリッジと言えばほとんどの方が子供の時に一度は行ったことがある動きかと思います。
体操などをやっていた方はもちろん、体育の授業でも行ったり、遊びの中で行っていた方もいると思います。そして多くの方が難なく行えていた動きでもあると思います。
しかし大人になるとブリッジのような動きは基本的には行うことはなくなりますよね。
小学生以来行っていないという方も全然多いと思います。
そして大人になると骨がしっかりと形成されることや、身体を動かす機会が減ること、長時間のデスクワークなどの影響によりブリッジの難易度はかなり上がります。
そもそもブリッジと言う動きは専門的に言えば膝関節屈曲、股関節伸展、脊柱伸展、肩関節屈曲というような形になり、全面の筋群が伸ばされていくような動きになります。
大人になってこの動きを行うこと、獲得することのメリットの1つは ”動作多様性の獲得” です。
これは前にコラムでも書いていると思いますが、「多くの動きのバリエーションを持っている人の方が痛みや不調などを抱えづらい身体になっている」というような考えです。
要は普段から丸める(屈曲)、反る(伸展)、横に倒す(側屈)、捻る(回旋)、など多様な動きを行っている人の方が痛み、不調などが起きづらいということです。
なのでなにも運動を行っていない方はなんでもいいから身体を動かす習慣を作った方が良いと思っています。
そして今回のブリッジは先ほどあげた4つで言えば ”反る” 動きになります。
反るという動きは丸めるという動きより基本的には難易度が高いです。
「私反り腰だから反る方が得意!」と言う方もいるかもしれませんが、多くの場合は腰椎部分での過度な反りがでてしまい、脊柱全体での反りなどがでていないケースも多いです。反れてはいるけど良い反り方ではないという感じです。
今回紹介しているブリッジはかなりの脊柱の伸展がでますので難易度は非常に高いです。
なのでいきなりこれをできない方も多いですし、適切に行わないと腰を痛める原因にもなります。しかしこのブリッジが適切にできる身体の能力があるというのは非常にメリットがあることです。
当スタジオではピラティスや筋トレももちろん実施しますが、様々な身体の動きを獲得してもらうことを重要視していますのでブリッジなどの運動も取り入れています。
当然できない方に無理に行わせることはしませんが、似たような動きを難易度を下げて実施したりしていきます。
動きのバリエーションを持つことは不調などが起きづらいだけでなく姿勢改善などにも非常に重要ですのでぜひ反る動きなども取り入れてみてください!
ブリッジをしてみよう!

