姿勢の解釈を改めよう!


ジムやピラティス、ヨガなど運動施設に通う方の目的の中で「姿勢改善」という目的を持っている方は非常に多いと思います。
特に現代人は長時間のデスクワークが当たり前ですので不良姿勢に悩まれている方も多く、改善したいと思っている方も多いですよね。

その中で姿勢の解釈について誤った認識が広まっていると感じています。
というのもトレーナーもよく言っていることですので一般の方がそのように認識してしまうのは当然ですが、「姿勢は筋肉の強弱で決まる」という認識です。

これを聞いて「え?そうでしょ?」と思う方と「違うでしょ」と思う方と様々いるかと思います。


        結論:姿勢は筋の強弱では決まりません



よく「猫背なので背中の筋肉を鍛えましょう」「反り腰なので腹筋群を鍛えましょう」「猫背なので胸の筋肉をストレッチしましょう」というような不良姿勢が筋の強さ、弱さで決まっているような解釈の元アプローチすることがあるかと思います。



しかし猫背や反り腰は結果的にそうなっているだけで筋の強弱でそうなったとは言えません。
大胸筋が強く背中の筋群が弱いから猫背になっていると考えるのは少し短絡的な考え方です。


●姿勢は中枢神経系のアウトプット
端的にいうと姿勢は中枢神経系からのアウトプットの結果と言えます。
中枢神経系は脳、脊髄となるわけですが、これらに入ってきた情報をもとに中枢神経系が筋肉に対してどのくらいの強さで力発揮するか、力を抜くべきか、など指令をだします。
ですので中枢神経系に良いインプットが入れば中枢神経系から質の高いアウトプットがでますので不良姿勢には陥りづらいということです。(※その他自律神経の状態なども関わります。)



つまり中枢神経系に質の高いインプットをすることが大切だと言えますよね。
その役割の1つが感覚神経です。


●感覚神経の役割
感覚神経は身体の外や中からの情報をキャッチして中枢神経系(脳、脊髄)へ信号を伝える役割があります。
感覚神経は視覚前庭覚体性感覚と言った所から頭部の傾き、足裏の体重のかかり方、地面の状態など情報を集めて中枢神経に伝えます。



つまり感覚神経がより多くの質の高い情報をキャッチしていることが姿勢制御において非常に重要なことになります。そしてピラティスが姿勢改善に強い理由もここが大きく関わってきます。

普通の筋トレでは頭部があまり動かない種目も多いです。特にレッグプレス、チェストプレスなどマシンを中心にトレーニングを行っている場合頭部の位置が全く動きません。
一方でマシンピラティスの場合頭部が動く種目が非常に多く、またそのバリエーションも多いです。これが視覚、前庭覚、体性感覚と言った感覚神経に刺激が入り、そこで得た情報が中枢神経に届き姿勢に反映してきます。



最初の筋肉を鍛える、ストレッチをかけるというのはこの中の体性感覚の入力の1つになっていると結果的には言えるかと思いますが、姿勢改善をそこだけの認識でアプローチするのは本質的でない可能性があるということがご理解頂けるかと思います。


●まとめ
現代人に不良姿勢が多い理由は長時間のデスクワークにより感覚神経への刺激が低下している上に運動不足というのが非常に大きいと思います。
ですのでまずはなんでもいいので運動を始めるということが姿勢改善に非常に有用です。

そしてよりその速度を速めたり、本質的なアプローチができるのがマシンピラティスと言うことです。もちろんヨガや筋トレも種目によっては感覚神経への刺激もしっかりと入るものも多いですのでこのような視点でのトレーニングができているならヨガや筋トレでも姿勢改善に対して本質的なアプローチができると思います。

当スタジオではマットでのトレーニングやベンチプレス、スクワットと言った代表的な筋トレも目的やレベル、必要に応じて実施していきます。

ぜひ今まで姿勢を「筋肉の強弱」と言う観点のみで見ていた方はこれを機に少しでも感覚神経の観点からも観て頂ければと思います。