猫背、反り腰、ストレートネックなどが気になり「姿勢改善をしたい!」と考えた時に一般の方ですとまず筋肉のストレッチしたり、筋肉を強化することを考えると思います。
もちろんこれが悪いわけではないですが、この ”筋肉” にフォーカスを当てて姿勢改善を考えることは本質的ではない可能性があります。
と言うのもホームページにも記載していますが、筋肉が姿勢を決定しているわけではないからです。
筋肉へのアプローチというのは「木を見て森を見ず」で言う所の木の部分だと考えています。
〇筋肉が木の理由
結論から言うと姿勢を決定するのは
・視覚
・前庭覚
・体性感覚
の3つの感覚です。
例えば視覚に該当する視力が悪い人が眼鏡をはずしたまま片足立ちを行えば眼鏡を付けている時よりバランスは悪くなりますし、眼鏡を付けないで外を歩けば姿勢を丸くして重心を低くして安定させることなどが想像できるかと思います。
また前庭覚というのは簡単に言えば平衡感覚のこと。
乗り物酔いしやすい方などはこの前庭覚の機能不全を起こしている可能性もあります。
頭部の傾きを調整するこの前庭覚の機能低下があると姿勢が傾いていることに気づかないので不良姿勢の原因にもなります。
最後の体性感覚は触覚や深部感覚などの自分の身体に対する内部や表面から得られる感覚のこと。
たとえば目をつむって立っていても膝が曲がっているか、前を向いているかなどは感覚的にわかりますよね?また誰かに背中を軽くさわられたりするだけでも触られてことがわかります。これが体性感覚です。
今回の議題の筋肉に対するアプローチというのはこの体性感覚へのアプローチになります。
筋トレをしたことにより姿勢が改善されたという人はいると思いますが、それは筋肉がついたからではなく体性感覚が向上した影響の方が大きい可能性が高いです。
知らず知らずのうちに自分で感覚器へのアプローチをしていたということですね。
筋トレではあらゆる筋肉を収縮、伸長させていきます。そうすると筋肉が収縮している感覚、伸びている感覚などの深部感覚が絶えず入ってきます。
これが自分の身体の体性感覚を向上させ過緊張が抑制されたりすることで姿勢が改善されます。
ですので本質は感覚器へのアプローチであり、筋肉ではないということです。
しかしこの説明を聞いていても筋肉を鍛えることはプラスしかないですよね。
なので当然筋肉を鍛えることは適切な鍛え方であればプラスです。
ここで言いたいのはそれを狙って行うことがより姿勢改善の速さをはやめたり、精度を高めることができるということです。
体性感覚以外にも残りの2つの感覚がありました。
これらも含めてあらゆる刺激が入るトレーニングを行うことで姿勢が改善されやすいですのでぜひ意識してトレーニングしてみてください!
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