一般の方ですと姿勢を良くしようと考えた時に
「胸を張るようなトレーニング」
「肩甲骨を寄せるようなトレーニング」
を選択したり、フォームを意識する方が多いと思います。
しかしこれは長期的にみてマイナスになる可能性が高いです。
現代人に多いスウェイバックと言う姿勢の方は基本的に丸まるという動作が非常に苦手になっています。丸まることが悪と考えてしまう人もいるかもしれませんが、順番で言えば 丸まる→反る が重要です。
反るという動作には脊柱を丸める筋群である腹筋群が遠心性と言って伸びながら使えていないと腰を過度に圧迫させて痛みを与えてしまいます。
その中でそもそも丸まってお腹を感じれない方が伸びてお腹をコントロールすることは非常に困難です。
反るという動作は丸まるの反対ではなく全くの別動作と考えるのが大切です。
ですので猫背を改善したい、良い姿勢になりたい、と言う人もまずは脊柱を丸められる、肋骨が過度に開かないように内旋させれるような身体の状態になることが優先です。
丸まったトレーニングをいっぱいして身体を丸める筋肉を鍛えてしまえば普段の体も身体も丸まってしまうのでは?と心配になる方もいるかと思いますが、これはあまり関係ありません。
他のコラムでも書いていますが、姿勢というのは筋肉の強弱では決まらないからです。腹筋が弱いから体が反る、背中が強いから胸が張って良い姿勢になる、というのは全くありません。
ここは視覚、前庭覚、体性感覚の感覚器の影響が大きいですのでそのためにあらゆるトレーニングをしていく必要があります。
もちろん筋トレなどを行うこと自体がこの感覚器へのトレーニングにもなるので筋トレが無駄なわけではないです。
少し話がそれましたが今回は ”姿勢を良くする=反るトレーニングをいっぱい行えば良い!と言うわけではない” ということを覚えてもらえると良いかと思います。
今回は以上です!
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